もうすぐ始まる年末の風物詩!江戸時代から続く「浅草寺歳の市(羽子板市)」とは? (1/2ページ)

Japaaan

もうすぐ始まる年末の風物詩!江戸時代から続く「浅草寺歳の市(羽子板市)」とは?

ついに今年も師走がやって来ました。

年末といえば、毎年12月17日~19日に開催される「浅草寺歳の市(羽子板市)」。今回はそんな歳の市をちょっぴりご紹介します。

歴史ある歳の市

「歳の市」とは、簡単に言えば正月用品を扱う年末の定期市です。江戸時代初期、浅草寺で毎月開かれていた定期市のうち、年末の最後の市のみが「歳の市」と呼ばれるようになったそう。

歌川広重「六十余州名所図会 江戸 浅草市」国立国会図書館蔵

歳の市に行けば正月に必要な門松やしめ縄などの飾りや水回りの雑貨、衣類、食べ物がすべて揃うので、人々はこぞって歳の市に押しかけました。

歌川広重「東都名所 浅草金竜山年ノ市(部分)」国立国会図書館蔵

浅草寺は今でも毎日大盛況ですが、歳の市の盛況ぶりは今と比べても物凄い混雑ぶりです。そんな歳の市は浅草寺からやがて全国に広まり、各地の寺社で年の瀬に歳の市が立つようになりました。

羽子板市

明治時代になると、歳の市の中で販売される商品が徐々に羽子板中心に推移したため、別名「羽子板市」と呼ばれるようになりました。この羽子板市では、人気歌舞伎役者の当たり役を模した押し絵羽子板が江戸時代から変わらず人気を博しています。

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