貴ノ岩暴力事件に『無関係』の態度を取る「元親方」花田光司氏の人間性

まいじつ

画/彩賀ゆう
画/彩賀ゆう

大相撲の前頭・貴ノ岩が、付け人で三段目力士の貴大将に暴力を振るった問題が波紋を広げている。

貴ノ岩は自身の暴力問題を受けて、12月7日、引退する意向を固めたことが分かった。昨年10月の元横綱・日馬富士による暴力事件で被害者になっていたにもかかわらず、自分が弟弟子に暴力を振るっていたのだから、もはや貴ノ岩には同情の余地もないのは明らかだ。

今回の暴力問題について、元親方の花田光司氏は、スポーツ紙の取材に対して「あんなことしちゃったらね。言語道断でしょ」と言葉少なくコメントしたが、ネット上からは「親方の教育が悪かったとしか思えない」「貴ノ岩には同情できないけど、貴乃花親方にもかなり責任があると思う」「貴ノ岩の自覚が足りないのは、協会や親方の責任でしょ」など、もはや他人事のように装う花田氏に批判が集まっている。

「花田氏が多くを語らないのは、すでに相撲協会を退職している自分には関係ないという意思表示でしょうね。もっとも、貴乃花部屋では昔から暴力沙汰が頻繁に起きており、花田氏自身も弟子に手を上げたことがあるくらいです。今さら元弟子の暴力事件について、コメントする立場にないとも言えるでしょう」(スポーツ紙記者)

相撲界の暴力体質を批判していたはずだが…

大相撲九州場所で幕内最年少で初優勝を飾った小結・貴景勝は、自身を鍛えてくれた元貴乃花親方に感謝の思いを伝えたという。しかし、世間から見れば、貴景勝の優勝は自分のおかげだが、貴ノ岩の暴力事件は関係ないという花田氏の態度は受け入れがたいのではないだろうか。

「貴ノ岩が引退を決意したのは、モンゴルの家族を考えてのこともあるでしょうね。そもそもモンゴルでは英雄的存在の日馬富士を提訴したことで、貴ノ岩の家族は猛バッシングを浴びていました。そのあまりにも酷い嫌がらせに、貴ノ岩が提訴を取り下げたのは記憶に新しいところ。にもかかわらず、今度は自分が暴力事件を起こしていたのですから、家族がさらなる批判を浴びるのは間違いありません。協会からの処分が下る前に、自ら身を引いたのは懸命だったかもしれません」(同・記者)

貴ノ岩については、かつて貴乃花部屋に所属していた元力士が、エアガンで後輩力士を撃っていたことや、何度も暴力行為を行っていたことを暴露している。また、当時の貴乃花親方が弟子を殴りつけ、出血する姿も目撃されている。

今となっては、貴乃花部屋自体に暴力が蔓延していたのは間違いないが、それを許していた花田氏の責任は相撲協会を辞めたからといって、決して消えることはないだろう。

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