【R.I.P.】鍛え抜かれた筋肉で一世を風靡したカンガルー、ロジャー氏が永遠の眠りにつく。享年12歳 (2/8ページ)
・生まれてまもなく孤児になったカンガルー
ロジャー氏は2006年に、車にひかれたメスのカンガルーの袋の中から救出された孤児のカンガルーだった。
image credit:The Kangaroo Sanctuary
しかし幸いにも発見者のバーンズさんが彼を引き取り、この12年間ずっと愛情込めて育ててきた。彼は産みの親こそは失ったが、バーンズさんの愛するわが子であり良き相棒でもあったのだ。
それからすくすく育ち、接近戦の習得し始めたロジャー氏はタフになり、トレーナー役もする恩人のバーンズさんに容赦ない蹴りを繰り出すほどに。
・アカカンガルーのオスは天然のキックボクサー
群れの頂点に立つことで複数のメスとの繁殖が叶うアカカンガルーのオスは、生まれながらの格闘家でもある。
そのためロジャー氏もある時期から男性のバーンズさんを本能的にライバルとみなすようになり、何度もキックボクシングを挑んだ。幼いころからガッツがあったロジャー氏は、負けても決してあきらめることなく、何度も立ち上がり、また挑戦を挑んだという。
image credit:The Kangaroo Sanctuary
こうして、人間もうらやむ筋肉をつけ始めたロジャー氏。実はカンガルー界では腕の太さもまた、メスを惹きつける大きな要素なのだ。
・太い腕が魅力。