宮崎6人惨殺事件 神話の里で起きた憎悪の男と女犯行ミステリー (2/3ページ)

週刊実話

県警の見立てのように、すべてが昌大さんの単独犯行だったとすれば、なぜ両親や友人の首を切断しようとしたのか、説明がつかない。

★夫婦が互いに浮気を疑った
 そして最大の謎は、夫婦喧嘩の仲裁に入ったという松岡さんまで、なぜ殺されてしまったのか、という点だろう。
「昌大さんが自暴自棄になった末の犯行だと仮定しても、わざわざ夫婦喧嘩の仲裁に来てくれた自分の友人まで殺すのか、という疑問が残る」(前出・フリーライター)

 地元では、昌大さんの女性関係を美紀子さんが問い詰めたのが喧嘩の発端ではないか、との情報も飛び交っている。
「昌大さん夫婦と親しい知人の間では、『自分の女性関係を疑われた昌大さんが、逆に松岡さんと美紀子さんの仲を疑い、松岡さんを呼び出して修羅場になったんじゃないか』と噂になっている。昌大さんの女性問題を相談しているうちに、松岡さんと美紀子さんが深い関係になっていたのではないか、というのです」(同)

 美紀子さんは目鼻立ちの整った美人で、社交性もあり、内向的な昌大さんとは対照的な人柄だったとされる。

 ここ数年は、市内でパンの移動販売のパートをしており、この職場の同僚に、「うちの旦那が前の(浮気)相手とまだ連絡を取っているみたい」と愚痴っていたという。

 ところが、昌大さんも知人に、「うちの嫁の動きが怪しい。SNSなんかやって、あれは絶対浮気している」と、美紀子さんを疑っていたというのだ。

 飯干家は、この地域で長年農業と林業を営んでいる、ごく普通の家庭。昌大さんは地元の県立高校を卒業後、運送会社やバス会社などを経て、現在は木材運搬会社で運転手をしていた。最初の結婚で拓海さんが生まれたが、離婚。美紀子さんと再婚し、唯ちゃんを授かっていた。

 一方の松岡さんは、熊本県内の林業と飼料販売の会社で運転手として働いていたが、今年に入って実家のトマト農家を継いだ。松岡さんもバツイチで、6月に再婚したばかりだった。

「昌大さんと松岡さんは、かつての運転手仲間で、昔は2人でよく遊んだそうです。美紀子さんと松岡さんも、仕事関係で昔から知り合いだったらしい。

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