宮崎6人惨殺事件 神話の里で起きた憎悪の男と女犯行ミステリー (1/3ページ)

週刊実話

宮崎6人惨殺事件 神話の里で起きた憎悪の男と女犯行ミステリー

 神々が住む“神話の里”で起こった一家惨殺事件の謎が深まっている。

「県警は、惨劇の現場となった飯干保生さん(72)と実穂子さん(66)の自宅で同居していた次男の昌大(42)さんが、一家全員と知人男性を殺害し、自身も飛び降り自殺した可能性が高いとみて捜査を進めています」(地元記者)
 飯干家で亡くなっていたのは、昌大さんの両親と、妻の美紀子さん(41)、長男の拓海さん(21)と長女の唯ちゃん(7)。さらに、昌大さんの友人で隣町に住んでいた松岡史晃さん(44)の6人だった。

 最初に浮かぶ疑問は、成人男性3人を含む6人もの人間を、昌大さん1人で殺害できるのか、という点だ。
「遺体が残されていた場所が1カ所じゃないんです。保生さんと拓海さんは寝室、美紀子さんと唯ちゃんは浴室の脱衣所、松岡さんは仏間、実穂子さんは庭先で惨殺されていました」(同)

 事件発覚は11月26日の朝。宮崎県西臼杵郡高千穂町にある飯干家の「電話が通じない」という親族からの通報だった。
「当初は、事件発覚の前日に昌大さんと妻の美紀子さんが夫婦喧嘩になり、仲裁役として松岡さんが呼び出され、巻き込まれたとされていました。しかし、知人を仲裁に立てるほどの喧嘩の最中に、当事者である美紀子さんが唯ちゃんと浴室の脱衣所にいたのはおかしい。それに、皆が起きている時間帯に殺害が始まったのであれば、誰かは逃げ出せるはずです。県警は『第三者が関与した可能性は低い』としていますが、あまりに不可解なことが多すぎるのです」(事件を取材しているフリーライター)

 2つ目の謎は、殺害方法が異なっている点だ。捜査関係者が言う。
「母親の実穂子さんは体に多数の刺し傷があり、首が切断されていた。保生さんと拓海さん、松岡さんにも、頭と顔を中心に多数の刺し傷があり、保生さんと松岡さんの首には切断しようとした跡が残されていた。この3人が殺されていた寝室と仏間は、文字通り血の海だった。それに比べて、美紀子さんと唯ちゃんは外傷があまりなく、首を紐で絞められた窒息死。この殺し方を見ると、相手に対する憎悪の度合いによって、殺人の手段を選んでいるようにも感じる」

 夫婦喧嘩が発端であれば、美紀子さんの遺体が最もダメージが深くなっていてもおかしくない。

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