意外な風邪予防のポイントが判明「野菜摂取量」が少ない子どもほど風邪をひきやすい傾向に!? (2/2ページ)

ウーマンアプス


すると、1日あたりの野菜摂取量が「200g以上」のグループは、「100g未満」「100~199g」の2グループと比較して、風邪の罹患率が10ポイント以上も低い結果に。野菜摂取量が多いグループほど、風邪をひきにくい傾向にあることがわかります。
また、風邪が悪化して「高熱を出した割合」においても、「100g未満」のグループは65%であるのに対して、「200g以上」のグループは43%。両者を比べると、こちらも20ポイント以上の差が生じており、野菜摂取量が多い子どもは風邪をひいても悪化しづらい様子がうかがえます。
逆に、家庭での野菜摂取量が少ない子どもは風邪をひきやすく、かつ、こじらせやすい傾向にあり、野菜嫌いの子どもほど注意が必要であると言えるでしょう。

専門家に聞く、風邪の予防対策における野菜摂取の重要性

これらの調査結果をふまえて、小児科医・なごみクリニック院長の武井智昭先生に、風邪の予防対策における野菜摂取の重要性についてお話をうかがいました。
免疫力を高める上で重要なポイントが「腸内環境」。野菜やヨーグルトは腸内に働きかけて免疫細胞を活性化する働きが期待できます。また、野菜はできるだけ、いろいろな種類のものをバランスよく食べるのがおすすめです。
とはいえ、野菜嫌いな子どもに無理やり食べさせると逆効果になってしまうこともあるでしょう。最近では、子どもを野菜好きにするためのトレーニングを指す「ベジトレ」という言葉も出てきています。野菜を我慢して食べさせるのではなく、楽しく野菜を食べられるように工夫することが重要です。
野菜ジュースや野菜スープを取り入れたり、野菜を刻んでカレーやハンバーグなどの好物にまぜこんだりと、野菜好きになるためのトレーニングをしてあげてください。

野菜嫌いを克服することは、風邪対策だけでなく子どもの一生の健康を守ることにもつながります。ぜひ、親子で楽しみながら「ベジトレ」に取り組んでみてくださいね。

【参考】
※トレンド総研
http://www.trendsoken.com/
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