弘兼憲史の「老活」黄昏シネマ厳選10本(2)死に際はピンピンコロリを目指して (2/2ページ)

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生きる』は、余命を宣告された無気力な男が最期に一つの仕事を成し遂げて死んでいく、黒澤明監督の名作。ブランコに乗って「命短し~」と「ゴンドラの唄」を歌う有名なシーンがありますが、今回もう一度見直したら、ガン宣告を受けて飲み屋で知り合った小説家に連れられて行ったキャバレーで歌うんです。やっぱり映画っていうのは、何回か観てみるもんだなと思います。観る年齢によっていろいろ新しい発見や見方ができますから、好きな映画は繰り返し観ることをオススメしたいと思います。

弘兼憲史:1947(昭和22)年、山口県岩国市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、松下電器産業(現・パナソニック)勤務を経て74年漫画家としてデビュー。以来、漫画界の第一線で活躍し、『人間交差点』『課長島耕作』『黄昏流星群』などヒット作を次々と生み出している。また、『弘兼流60歳からの手ぶら人生』(海竜社)、『長生きだけが目的ですか? 弘兼流「人生100年時代」の歩き方』(徳間書店)など、中高年の生き方に関する著作も数多い。07年、紫綬褒章を受章。

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