松田優作「16年ぶりのカレンダー」と「白いベスパ」 (1/2ページ)

日刊大衆

松田優作「16年ぶりのカレンダー」と「白いベスパ」

 16年ぶりに発売されたカレンダーがヒットしているというのは、俳優の松田優作。平成が始まった年の1989年11月6日に、惜しまれつつも40歳の若さでこの世を去った、誰もが知る名優だ。

※動画は「taishu.jp」で

 奇しくも平成最後の年となる2019年(平成31年)には没後30年を迎える。改めて、この稀代の俳優が演じたかつてのドラマや映画のワンシーンを思い出す人も多いことだろう。

 TVドラマ「太陽にほえろ!」のジーパン刑事役の衝撃的な殉職シーンや、映画「蘇える金狼」で見せたハードボイルドなアクション。そして映画「家族ゲーム」のとぼけた家庭教師、さらにはハリウッドデビュー作であり、遺作となった映画「ブラック・レイン」と、彼が演じた作品の数々は、今もファンを魅了し続けている。

 そんな出演作の中でも彼の持つ危険な大人のダンディズムと、コミカルな魅力で話題となり、名実ともに松田優作の人気を不動のものとしたドラマが「探偵物語」だった。

 そしてこのドラマの魅力ともなっているのが、松田が演じる主人公工藤探偵が劇中で使用するこだわりのアイテム数々だ。

 派手な原色のネクタイとカラーシャツ、そして決まって白か黒のスーツ姿にソフト帽。タバコはキャメルで、火をつけるのはカルティエのライターといった具合に、その細部にまでのこだわりは、ドラマの世界観を作り上げる重要な要素となっていた。

 そのなかでも印象深いのが、常に主人公が移動手段として使っていた愛車のイタリア製スクーター・ベスパだ。

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