スッキリ要素ゼロ!『下町ロケット』特別編に「腹が立つ」と大ブーイング

まいじつ

スッキリ要素ゼロ!『下町ロケット』特別編に「腹が立つ」と大ブーイング

1月2日に阿部寛主演のドラマ『下町ロケット』(TBS系)の特別編が放送された。

10月から放送されていたドラマがついに完結したのだが、視聴者からは「納得がいかない」「これで喜んでいる人いるの?」と不満が続出している。

『下町ロケット』は、12月23日に“最終回”と銘打っていたが、ストーリーがかなり中途半端な形で終わっており、今回の特別編が本当の意味での最終回と言ってもいい。23日の“最終回”では、佃(阿部)率いる中小企業の町工場・佃製作所が、大企業の帝国重工とタッグを組んで無人農業ロボットを開発したものの、帝国重工をライバル視する重田(古舘伊知郎)と伊丹(尾上菊之助)に先を越され、競争に負けたまま物語が締められていた。

しかし特別編では、重田と伊丹が開発した「無人農業ロボット・ダーウィン」に重大な欠陥が見つかり、佃製作所に思わぬ勝機が訪れる。「ダーウィン」の欠陥を修復するには、佃製作所が特許を取得しているパーツを使用しなければならず、伊丹は佃製作所に使用許可を懇願。だが伊丹は以前、佃製作所を裏切っているため、佃製作所の社員たちは「調子が良過ぎるだろ」と猛反対。若手社員の立花(竹内涼真)に至っては、伊丹に協力するなら「会社を辞める」とまで言い放った。

もちろん佃も最初は社員たちの意見に同調していたが、「日本の農業を救う」という大きな視点から、伊丹に協力するように考えを変える。社員からも賛同を得て伊丹に協力すると、伊丹と重田から泣いて感謝され、物語は“ハッピーエンド”として幕を閉じたのだった。

慈悲深過ぎて腹が立つ

しかしこの展開に視聴者からは、

《これ見て皆スッキリできるの…?》
《理想論過ぎてちょっとついていけない》
《伊丹と重田は徹底的につぶすべきだよ。これじゃあ悪者が得してるだけじゃん!》
《あまりにお人好し過ぎるとスッキリしない。むしろ腹が立ってしまう》
《佃って神様??? キリスト以上に慈悲深いね》

などといった不満の声が上がっている。

痛快な逆転劇が売りである池井戸潤の小説が原作のドラマだけに、この結末は肩透かしだったようだ。

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