今なら100%あり得ない!昭和の強烈“お色気番組”3選

まいじつ

(C)Galina Tcivina / Shutterstock
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規制やコンプライアンスが厳しくなり、すっかりテレビから姿を消した“お色気番組”。今や地上波でお目にかかれる機会はほとんどなくなってしまったが、過去には凄まじい番組も存在していた。

「11PM(イレブンピーエム)」の名で親しまれた『WIDE SHOW 11PM』(日本テレビ系)は、その先駆けとして知られている。同番組はテレビ黎明期だった1965年に、日本初の深夜ワイドショーとしてスタート。全裸女性によるヨガや、ほぼ裸での温泉リポートなど“乳首露出”が当たり前で、出演者が女性の陰部を頭で隠しながらトークする異様な光景も繰り広げられていた。

特に、全国から人気ストリップ嬢を集めて開催する『紅白ストリップ合戦』は、番組の大人気コーナーに。73年12月の放送では視聴率48%超をたたき出し、番組最高となる数字を記録した。

ブラウン管に向かって構える“ティッシュコーナー”

80年代になるとこうした番組が増加し、日本テレビでもさらに過激度を増した『TV海賊チャンネル』なる番組が放送開始。セクシー女優による入浴やストリップのような脱衣で視聴者を興奮させ、“終了まであと○秒”とのテロップで畳み掛ける『ティッシュコーナー』が人気を博した。

一方、テレビ朝日系からも、1980年に『トゥナイト』がスタート。こちらも「11PM」同様深夜のワイドショー番組だが、タレントではなく作家の利根川裕氏が司会を務めていた。番組は「ロス疑惑」や「豊田商事事件」など社会派な問題も扱っていたが、好評を博したのは映画監督・山本晋也による風俗街リポート。リポート中に発した「ほとんどビョーキ」というフレーズは流行語にもなり、番組で紹介した「ノーパン喫茶」嬢は『日活ロマンポルノ』で女優デビューを果たすほど一世を風靡している。

これらの番組はいずれも賛否両論を浴びており、その後は“お色気番組”というジャンルが時代とともに先細っていくことに。一応、CSやネット上では放送されているが、地上波での放送を待ち望む声も根強く残っている。

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