激震!巨人「大好き」長野久義が『人的補償』で広島カープへ (1/2ページ)

まいじつ

(C)Andrey Yurlov / Shutterstock
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FAで巨人に移籍した丸佳浩外野手の人的補償として、広島が長野久義外野手を選択したことが1月7日、東スポの取材で分かり、野球ファンの間に激震が走った。

巨人はすでにFAにより入団した炭谷銀仁朗捕手の人的補償として、生え抜きの内海哲也投手が西武に移籍したばかり。相次ぐスター選手の流出に、巨人ファンの間ではフロントに対する不信感が広がりつつある。

「長野は日ハムとロッテのドラフト指名を2回断った末、2009年に1位指名で巨人に入団しました。巨人に対する思い入れが強かっただけに、今回の移籍通達は本人もショックだったんじゃないでしょうか。ルーキーイヤーの2010年に新人王を獲得、11年には首位打者に輝くなど、その実力は折り紙付き。34歳という年齢ながら、広島にしてみれば、野間や西川、下水流などの若手が確実に実力を付けるまでの“つなぎ”として十分な選手でしょうね」(スポーツ紙記者)

野球選手としては高齢なこともあり、丸ほどの活躍を期待するのは難しいだろうが、広島が若手ではなく、生え抜きベテランで年俸も丸とほとんど変わらない長野を“あえて”選んだのには理由があるという。

「1つは新井貴浩が抜けた穴埋めとしてのベテランの存在です。長野は昨年、故障で離脱した時期もあり規定打席こそ達成できませんでしたが、打率.290、HR13、打点52を記録しており、まだまだ十分活躍できます。守備にも定評がありますから、守備固めや代打でも使いやすい。丸が抜けた後の、若手の実力不足分を補うには十分でしょう。もう1つは、巨人の外野手編成に対する影響です。巨人は外野の選手層が薄く、丸を獲得したとはいえ、陽岱鋼や亀井、立岡ではフルシーズンの活躍は見込めません。長野を失ったことは計算外だったでしょう。また、必然的にゲレーロを起用するとなると、4人ある外国人枠のうち、余計に野手に1人割かなければならず、その分、投手力が薄くなります。広島は巧妙な罠を仕込んだとも言えます」(同・記者)

広島の優秀フロントに脱帽

また、すでにFA権を取得した長野が広島に入団後、仮に権利を行使したとしても、広島にとっては新たに人的補償や金銭保証が発生し、次は期待の若手選手を選ぶという選択もできる。

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