出国税を問題視する「モーニングショー」が的外れだと猛批判! (2/2ページ)
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それを“インクルード”(包含)と表現するのは、もはやフェイクの類ではないだろうか。
「他にも菅野弁護士は、インドネシアではすでに出国税が廃止になったと指摘し、今回の出国税新設を問題視していました。しかしインドネシアで出国税を廃止したのは旅行振興が理由ではなく、税徴収に関する手続きが不正の温床になっていたから。しかもインドネシアでは昨年、旅客サービス施設使用料(空港税)を最大73%も値上げしています。インドネシアの空港は事実上の国営で、空港税と出国税を区別する意味はないので、菅野弁護士の指摘はまったくの的はずれですね」(前出・トラベルライター)
さらに玉川氏は出国税の徴収に絡めて源泉徴収制度も批判し、「源泉徴収もやめてみんなで申告すればいい。諸外国はすべてそう」と主張していた。しかしイギリスやドイツでは源泉徴収を行っており、そもそも同制度はイギリスで始まったものだ。
このように航空券と関係ない部分でも“フェイク”を垂れ流し、的外れな批判を繰り返す「モーニングショー」には、旅行好き以外の視聴者からも厳しい目が注がれるのではないだろうか。
(金田麻有)