出国税を問題視する「モーニングショー」が的外れだと猛批判! (1/2ページ)

アサ芸プラス

出国税を問題視する「モーニングショー」が的外れだと猛批判!

 1月7日から徴収が始まった「出国税」に関して、情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が的外れの批判を垂れ流し、旅行好きの視聴者から批判を浴びているようだ。この出国税(国際観光旅客税)は日本から出国する2歳以上の旅行者を対象に、一人1000円を徴収するもの。空路であれば航空会社が徴収し、航空券を購入する際の“手数料・税”に「TK」の記号で表示される。

 去る1月8日の放送では「出国税で“宙に浮く1000円”」と題して、チケットをキャンセルした場合に出国税の1000円が戻ってくるかどうかを検証。JALやANAでは手数料なしで全額返金するのに対し、LCC(格安航空会社)では払い戻しは可能だが、手数料がかかるとし、バニラエアでは4000円、ピーチ・アビエーションでは3240円かかると報じた。

 これに対してコメンテーターの菅野朋子弁護士は「航空会社で対応が違うというのも問題になってくる」と指摘。またテレビ朝日解説委員の玉川徹氏は「(出国税の徴収が)見えないということが問題。航空券の中にインクルードされている」と指摘し、旅行者が自分で収めるべきとの見解を示した。この放送内容について、トラベルライターが眉をひそめて語る。

「あまりにも恣意的で的外れな論調には呆れました。まずLCCに関しては、番組でも『払い戻しができないチケットの場合』と前置きにしていたように、激安価格の航空券はキャンセル時にいっさいの返金を受けられないことを前提に購入するもの。払い戻しの手間を省くことで従来ではありえなかった低価格を実現しているのであり、それを無視して『航空会社で対応が違うのは問題』とするのは暴論でしょう。番組側では『税金は話が別』と言いたいようですが、同様の例には宿泊税や入湯税もありますし、航空券で以前から徴収されている『空港施設使用料』も、激安航空券のキャンセル時には返金されないことがほとんど。そういった他の例を挙げることなく、出国税だけをやり玉に挙げるのは、政府が決めたことには何でもかんでも反対したがる姿勢さえ感じずにはいられません」

 同様に玉川氏の「航空券の中にインクルードされている」という指摘も誤りだ。出国税は“手数料・税”として航空運賃とは別に明確に示されており、その明細は旅行者に対して例外なく交付されている。

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