皇室VS安倍晋三、生前退位、新元号…「報じられない深刻確執」

日刊大衆

皇室VS安倍晋三、生前退位、新元号…「報じられない深刻確執」

 昨年末、安倍晋三首相は激動の2018年を漢字ひと文字で起承転結の「転」と表現した。「ならば今年は“結”の年。安倍政権が標榜してきた各種政策の総仕上げ、“収穫の年”となるはずですが、今年こそが“転”。これは、もちろん“転ぶ”の意味です。衆参同日説が根強い7月の参議院選挙で苦戦すれば、政権の求心力は一気に低下するはずです。韓国との関係は戦後最悪の状態に冷え込むなど、外交問題が山積。さらに、頼みのアベノミクスも米国景気が下振れし始めた今、風前の灯です。10月には消費税率のアップも控えており、今年は景気が低迷する可能性が高いですね」(全国紙政治部記者)

 このように、安倍政権が“転ぶ理由”には枚挙にいとまがないようだが、その一つが「皇室との関係の悪化」(永田町関係者)だというから驚きだ。「5月には皇太子が即位され、新たな元号となります。秋には即位礼正殿の儀も控えており、今年は皇室の存在感が例年以上に高まる年です。ただ、安倍官邸と宮内庁の関係はうまくいっていないようです。宮内庁は皇室の意見も代弁する機関ですから、これは安倍官邸と皇室の関係が良好ではないということ。官邸サイドには、新元号のお披露目などを政権浮揚につなげたい思惑がありますが、このままでは、“空回り”するのではないでしょうか」(前同)

 ではなぜ、安倍官邸は皇室とギクシャクしているのだろうか。「陛下が生前退位のご希望を表明されたのは、16年夏のこと。これを受けて安倍政権は、皇室典範の改正に着手しましたが、元号の改定については当初、“2019年元旦から”に固執していました。これが、皇室の方々のご心労になっていたと言われています」(同)

 元日は四方拝が早朝から行われ、その後、歳旦祭、晴の御膳と続き、新年祝賀の儀がある。「陛下はこれらをこなすため、ご多忙を極めております。皇室への理解があれば、“元旦改元”がありえないことぐらい、すぐ分かるはずなんですが……」(同)

 他にも、女性宮家の創設をめぐり、安倍官邸と宮内庁は対立関係にあるという。「安倍総理は女性宮家に反対の立場とされ、ご公務の多様化に対応するべく、女性宮家の創設を希望する宮内庁と対立しています」(同)

 皇室と安倍官邸との確執はまだまだ続きそうだ。

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