松本人志のハラスメント発言を後輩が擁護する“お笑い業界の女性蔑視” (1/2ページ)

アサジョ

松本人志のハラスメント発言を後輩が擁護する“お笑い業界の女性蔑視”

 お笑い界の重鎮・ダウンタウンの松本人志が、1月13日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で指原莉乃に対して「体を使ってなんとかすれば」とのセクシャルハラスメント発言を浴びせた件が大きな波紋を呼んでいる。

 翌週20日の放送では政治学者の三浦瑠麗氏が「松本さんにお灸をすえに、どのくらい反省しているのかということを見極めに来た」と前置きし、あらためて同発言についての議論が交わされた。

 ここでは三浦氏の発した「結局、セクハラ発言って男性の妄想から来ているわけですよ」という発言が注目の的に。その一方で、発言を求められた山里亮太は松本を擁護する論陣を張り、セクハラ発言への批判に対しては「(ネットでは)どんどんボクらがつまんなくなるように仕向けているくせに、最近のテレビは守りに入っているとかって言ってくるじゃないですか」と指摘。当事者同士に暗黙の了解があるネタまで問題視する世論に対して、業界からの反論を主張したのである。

 このやり取りについて、女性誌のライターが指摘する。

「いみじくも三浦氏が自分に寄せられる批判について『クラブ瑠璃とか、有名な政治家と寝てるとか根拠不明の(批判)。私が男だったら絶対に言われないじゃないですか』と指摘したように、セクハラ発言の根底には社会を牛耳る男性たちによる女性蔑視があるのは明らか。しかし『殴ったほうは忘れる』と言われるように、蔑視発言をしているほうには、そもそも自らがハラスメントを働いているという意識がないのでしょう。それゆえ山里の松本擁護にしても、業界の先輩を守るというよりも、彼らにセクハラに関する問題意識が欠如していることのほうが真の問題ですね」

 そのお笑い業界には女性芸人も数多く在籍しており、女性にも活躍の機会が提供されているようにも思える。だがフタを開けてみると、女性芸人の扱いはまさに、世間のセクハラの縮図と言えるのかもしれない。

「いわゆるブス芸人は『モテないでしょ』とド直球に聞かれるのは普通のことですし、“ビジネスキス”という言葉で濁しているものの、キスの強要も一般的にはあり得ないセクハラです。その一方で、美人芸人は表面上はチヤホヤされているように見えますが、舞台裏では飲み会で胸を揉まれるといった被害が常習化。

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