緒方か工藤か原か!? プロ野球「最高の現役監督」は誰だ? (2/2ページ)

日刊大衆

 19位には、日本ハムの栗山英樹監督。評価されたのは、大谷翔平の“二刀流”を完成させた育成力だ。

「球界OBたちの強い反対を受けても、栗山監督は二刀流を押し通した。しかも前例のない中、大谷の起用法を考え、投手としても打者としても結果に結びつけたわけですからね。称賛に値しますよ」(全国紙記者)

 大谷は入団2年目に、ベーブ・ルース以来となる“2ケタ勝利&2ケタ本塁打”をマーク。栗山監督の常識に捉われない野球観は、大谷の稀有な才能を見事に引き出した。

「大谷の二刀流が、昨季MLBを席巻したことを思えば、栗山監督の功績は再評価されるべきでしょう」(スポーツ紙デスク)

 現役監督の中で最上位となったのは、今季巨人の指揮官に復帰した原辰徳監督で、第9位とトップ10入り。

「原監督は、第二次長嶋政権で英才教育を受けた球団きっての名監督。今季、低迷する巨人再建を託されたのも、球団内外の高い評価ゆえです」(元巨人番記者)

 現役時代には“若大将”と呼ばれていた原監督だが、監督としての彼は、そんな爽やかなイメージとはほど遠いという。

「勝つためには手段を選ばない、まさに“勝負師”。なりふり構わぬ大型補強はミスター以上だし、選手起用も完全実力主義。勝利への非情さは、ミスターも一目置くほど」(前同)

 原監督が、2度の3連覇を含むリーグ優勝7回、日本一3回という圧倒的な結果を残せたのは、そんな勝利への執念があってこそだったようだ。

「ミスターは、原監督に“巨人は常勝であるべき”という信念を叩き込んだ。彼は、それを忠実に実行しているんです」(同)

 現役最高位の名将がドン底の巨人を、どう復活させるのか、注目だ。さらに、2月9日(土)発売の『週刊大衆』では、長嶋、野村、星野といったレジェンドがズラリと並んだ「史上最高の名監督ランキング」全順位を発表している。

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