小倉城と城内に残る三基の塚(花塚、筆塚、茶筌塚)について調べてみた (3/3ページ)

心に残る家族葬



■今でこそ思い出したいモノを大切にする気持ち

しかし、平成が終わりつつある今、「おめでたい」「華々しい」「素敵」「おいしい」ものであるはずの「おせち料理」「クリスマスケーキ」「恵方巻き」などの「非日常」の食品に対して、昭和までは日本国内では当たり前になされていた「塚」という形でなくても、ただ廃棄処分されている様をテレビやインターネットの記事の中で「もったいないですね〜」などと「見送る」ばかりではなく、「ありがとうございました」「申し訳ありませんでした」と、心からの「供養」をどこかで我々はしなくてはならないのではないか。そうでなければ、我々は「人の心」をますます失い、どこか「麻痺」してしまったまま、大震災や災害が多かったものの、携帯電話やインターネットを日々当たり前に使いこなせるようになり、グローバル化が昭和の時代とは格段に進んだ「平成」という時代を背負いながら、次の新しい時代を生きることになってしまうからだ。

■参考文献等

■西日本新聞社福岡県百科事典刊行本部(編)『福岡県百科事典』1982年 西日本新聞社
■猪口邦子・尾崎秀樹・西澤潤一・柳田邦男・養老孟司(監修)『大事典 NAVIX Encyclopedia of Current Knowledge』1997年 講談社
■「「我が国の食品廃棄物等及び食品ロスの量の推計値(平成27年度)の公表について」(環境省 平成30年4月17日) 

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