元銀行支店長が語る「資産家」になるための唯一の条件 (1/4ページ)

新刊JP

『あなたと子どものお金が増える大金持ちの知恵袋30』(集英社刊)の著者、菅井敏之さん
『あなたと子どものお金が増える大金持ちの知恵袋30』(集英社刊)の著者、菅井敏之さん

子育てをする親であれば、子どもにはお金で苦労する人生は送ってほしくないもの。
だからこそ我が子を熱心に教育し、いい高校、いい大学、そしていい会社に入れようと親は奮闘する。しかし、そうした親の取り組みにはどの程度の効果があるだろうか?

子どもにお金で苦労してほしくないのなら、学歴をつけさせることよりも子どものうちからきちんと「お金教育」をする方が大事、と語るのは『あなたと子どものお金が増える大金持ちの知恵袋30』(集英社刊)の著者、菅井敏之さん。

今回はその菅井さんに、子育てに組み入れるべき「お金教育」についてお話をうかがった。お金の本質に迫るインタビュー。後編は貯蓄と投資の真の意味合いについて語っていただいた。

インタビュー前編を読む

■資産家になるための唯一絶対の条件は「お金を借りられること」 ――本の中ではお金の稼ぎ方を身につけるうえで弊害になる親の言動についても書かれていました。「子どものお小遣いを定額制にするのはよくない」は定額制にすることで、決まった日になれば自動的にお金がもらえるという〝受給者意識〟を子どもが持ってしまい、お金の稼ぎ方を覚えないということですよね。「お手伝いはいいから、先に勉強やりなさい」がNGワードなのはなぜですか?

菅井:子どもが自分のために勉強するのはあたりまえのことです。勉強さえしていれば家族の一員としての働きが免除され続けるというのでは、子どもから「お客さま意識」が抜けなくなってしまいます。

親はついつい子どもが勉強していれば安心という考えになりがちですが、「お手伝いはいいから、先に勉強をやりなさい」という親は、子どもの人生を大学を卒業する22歳までしか見ていないことになります。しかし、実際はそのあとの人生の方がずっと長い。

勉強をして立派な学歴を得れば子育て成功というわけではありません。現に学歴があって勉強ができた人がお金に困らない人生を送れているかというと、そんなことはないわけです。

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