『嵐』ファンの聖地=滋賀県『大野神社』が活動休止で大繁盛のワケ
国民的アイドルグループ『嵐』が2020年いっぱいで活動休止することを発表したのは1月27日。その後、さまざまな報道があったが、話題になったことの1つに、嵐ファンの聖地と化した『大野神社』があった。なぜ大野神社が聖地になったのだろうか。
全国には嵐のメンバーと同じ名前がついた“嵐神社”がいくつもあるが、その中で最も有名なのが滋賀県栗東市の大野神社だ。
学問の神様、菅原道真公を祀り、平安後期に建立されたとされる歴史ある神社。嵐のリーダー・大野智と同じ名前の神社として10年以上前から嵐ファンの聖地となり、参拝客は年間約20万人。その9割が嵐ファンといわれる。
「活動休止発表後は参拝客が急増し、多いときで1日2000~3000人の嵐ファンが訪れるそうですよ」(女性誌記者)
同神社が聖地化したワケは名前だけではない。
「この神社はJRAの栗東トレーニングセンターが近く、騎手や調教師らがよく参拝に訪れる勝負の神社でもある。入手困難な嵐のライブチケットの当選祈願を、この神社の絵馬に書くと当たるといわれ、それで多くのファンがやってきます」(同・記者)
嵐特需を真っ先に享受する
同神社の禰宜(ねぎ)という役職の人物と嵐との縁も有名だ。
「名前が『大宮聡』さんといい、大は大野智、宮は二宮和也、聡(さとし)は字が違うが大野智と同じ。さらに大宮さんの誕生日は松本潤と同じ8月30日と偶然が重なっているんです。そのため大宮さんの名刺は、嵐ファンにとってご利益アイテムとなっています」(同)
同神社は嵐のメンバーそれぞれのイメージカラーにちなんだお守り、だるまなどを販売。特に売れているのが天然のしじみを使った貝運守で、大野カラーの青色は年間10万個売れるという。
嵐が活動休止を発表した直後からは、SNSで《ウワサの大野神社にお参りしてきたよー! 他府県ナンバーいっぱい来てたし絵馬やばい》《念願の大野神社へ。でも残念ながら、大ちゃんカラーのだるまさんは売り切れ》などとコメントが相次いでいる。
神社自体が一番のご利益を受けているようだ。