家計を助ける為、雪道をひたすら歩き続ける少年に訪れた奇跡の出会い(アメリカ) (1/4ページ)

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家計を助ける為、雪道をひたすら歩き続ける少年に訪れた奇跡の出会い(アメリカ)
家計を助ける為、雪道をひたすら歩き続ける少年に訪れた奇跡の出会い(アメリカ)


 どこにチャンスが落ちているのかわからない。だが、ひたむきな努力と前向きな姿勢を保ち続けていると、思わぬチャンスが舞い込んでくる場合もあるようだ。

 雇い主は、素晴らしい従業員を探すため、常日頃から目を光らせているという。面接での態度はもちろん、誰も見ていない時の振舞いも見ているのだ。

 あるレストランのオーナーは、雪深いある日、偶然10代の若者と出会った。

 その若者は仕事の面接を受けるために、雪の中を16キロも歩くつもりだったという。このことに大いに感心したオーナーは、彼を自身の会社で採用することにしたのだ。

・雪の日に道を尋ねてきた18歳の少年

 2013年、アート・ブービエは、インディアナ州インディアナポリスにある、自分が経営しているレストラン「パパ・ルー」の前で雪かきをしていた。

 そのとき、18歳のジャーケール・レーガンがやってきて、10th and Shermanへの道を訊いてきた。

「とっても遠いよ。少なくとも10キロ以上はある。だからバスに乗ったほうがいい。この雪の中、歩きじゃとても無理だ」とブービエは言った。 

 だがレーガンは道を教えてくれたお礼を告げると、すぐに歩き続けようとした。ブービエは驚いた。

もし彼がお金に困っていたら、私にバス代を貸してくれと頼むこともできただろう。だが彼はそんなことはしなかった。お礼を言った後、ただ、ひたすら歩き始めたんだ。
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