長嶋茂雄「閉ざされた自宅」と「巨人V」命がけのメッセージ (2/3ページ)

日刊大衆

毎年、宮崎キャンプを視察し、選手に直接アドバイスを送ってきた長嶋氏の“不在”を、おもんばかった。

「キャンプ視察断念は、ミスター本人が一番残念がっているはず。ただ、たとえ、どんな状態であっても、巨人への思いは誰よりも強い人。新たな船出を迎えるチームへ、まさに命を込めたエールだったのだと思います」(前出の担当記者)

 現在の長嶋氏の状態は、退院した今もまだベールに包まれたままだ。1月18日に山口オーナーが“自宅でリハビリ中”と語った以外、長嶋氏の退院後の詳細は公表されていない。

 今、実際は、どんな様子なのか。関係者に取材を進めると、秘められた現状が明らかになってきた。

■退院後、田園調布の自宅を選んだワケ

「ミスターは都内に家を2つ持っていますが、退院後は目黒のマンションではなく、田園調布の自宅のほうに帰ったそうです」

 こう明かすのは、長嶋氏と旧知の球界関係者だ。

「マンションのほうは、バリアフリーになっている。一方、田園調布の自宅は階段が多く、同じ階であっても部屋の移動には数段の階段を上らなくてはいけない。ミスターは“日常生活が自然とリハビリになる”と、田園調布を選んだといいます」(前同)

 あえて困難な環境を選んだあたり、復帰にかける長嶋氏の強い決意がうかがえる。かつて脳梗塞で倒れた際にも、ハードなリハビリに励んでいたのは有名な話だ。

「リハビリに打ち込むミスターの姿は壮絶で、周囲から“やりすぎじゃないか”と心配されたくらい。今回も、自分を厳しく追い込んでいることは想像に難くありません」(元巨人番記者)

 そんな長嶋氏のストイックな性格は、周囲の人たちも心配しているという。

「盟友であるソフトバンクの王会長をはじめ、ミスターの友人たちは、退院後もあえて連絡を取っていないのだそうです。何か話せば、ミスターは期待に応えようと頑張りすぎてしまう。余計なプレッシャーを与えないように気遣っているんです」(前同)

 今回、宮崎キャンプ訪問はかなわなかったものの、リハビリ自体は順調で、けっして病状が悪化したわけではないようだ。

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