UFOなの?懐胎なの?陰謀論者がざわめく聖母マリアの絵 (3/4ページ)

カラパイア

したがって、イエスは「神の子」ではなく、マリアがエイリアンに攫われ、遺伝子工学によってイエスを受胎したのだ、という主張になるのである。

 また、彼らはこうも主張する。

 「屋内にいるマリアに光線が当たる、というのは、現代におけるエイリアンによる誘拐の方法とも一致します。大勢の人々が、攫われた時には屋内におり、奇妙な光が建物の外で輝くのを見た、と証言しているのです」

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・この絵自体はUFOの決定的な証拠になるわけではない

 いずれにせよ、この絵が描かれたのは1486年のことであり、それが何であれ、描かれている出来事を画家が自分の目で見たということはありえない、と指摘するのが、ジャック・ヴァレ氏だ。

 ヴァレ氏はコンピュータ科学者であり、また、アメリカにおけるUFO研究の権威でもある。そのヴァレ氏によると、この絵が描かれた15世紀から聖書の時代にまで遡る数々の芸術作品には、UFOを描き写したとしか思えない、このような事象が多く見られるのだそうだ。

 この絵がエイリアンの存在を示す直接的に証明するとは、ヴァレ氏は主張しない。むしろ、古代よりUFOが目撃され、報告されてきた、その大きな流れの中にある証拠の一つと捉える。

 「中世の誰かが空に丸いものを見たからといって、それが現代の我々が見ているものと同じ現象であると単純に決め付けることはできません」とヴァレ氏。

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