「剛力彩芽のZOZO面接官報道」が“信憑性”を持ってしまった背景
ファッション通販大手「ZOZO」の広報担当者が、女優の剛力彩芽を同社の面接官に起用しているという一部週刊誌の報道を「事実無根の内容」と否定している。
2月21日発売号の「週刊新潮」は、ZOZOの社長である前澤友作氏と交際中の剛力が、同社の採用面接にて面接官を務めていたと、“ZOZOの採用試験を受けた志願者”による証言として報じていた。
この“トンデモスクープ”がネット上を駆け巡ると、当然ながら前澤氏と剛力の公私混同を咎める指摘やリアクションが続出。しかし、ハフポスト日本版によると、ZOZO広報は同メディアの取材に対して「社外の人間が面接官を務めるということはありません」との至極真っ当な回答で応じたという。
「『週刊新潮』による今回の“剛力面接官”スクープにどれほどの信憑性があるのかは分かりませんが、本来であれば、現在のZOZO離れが加速し、長年のパートナーブランドが次々にZOZOからの撤退を発表している最中で、剛力を面接官に起用すれば凄まじい反発が巻き起こることは容易に想像がつきます。あれだけツイッターのヘビーユーザーだった前澤氏ですら、現在は本業に専念すべくSNSは休業中であり、そうした状況の中でも今回の突拍子もない報道が話題となってしまうのは日頃のイメージや行いが原因なのかもしれません」(テレビ誌ライター)
剛力の面接官報道に対するZOZO広報からの正式な否定のコメントが報じられると、ネット上からは「そりゃそうだと普通なら思うが、ZOZO前澤さんならやりかねないと思う人がいるから仕方ない」「あの社長ならあり得ると思っちゃう。それだけ前に出過ぎてるんだ前澤さん」との反応があり、中には「面接官として居たわけじゃないってだけで、面接の場には居たんじゃないの?会社のイベントだかにも行ってるらしいし」という指摘も。
1億円のお年玉ばらまきキャンペーンや、月への周回旅行の帯同計画など、日頃のアバンギャルドな活動が今回のスクープに一定の信憑性をもたらしてしまったのかもしれない?
(木村慎吾)