『乃木坂46』高山一実の小説「バカ売れ」に出版業界ほくそ笑む

まいじつ

『乃木坂46』高山一実の小説「バカ売れ」に出版業界ほくそ笑む

『乃木坂46』の高山一実の小説『トラペジウム』が、発売から3カ月で20万部を突破したことが分かり、話題になっている。

同作は雑誌『ダ・ヴィンチ』で2016年5月号から2018年9月号まで、2年以上にわたって連載された小説をまとめたもので、アイドルを目指している女の子が夢をつかむために奔走する青春群像劇。部数が低迷してる文芸書の中で、現役アイドルが執筆する小説が20万部を突破するのは異例だ。

乃木坂ファンからは「かずみんの作家としての才能を感じた」「現役アイドルだからこそ書ける小説ですね。次回作も期待してます」「結構リアリティーあった。現役アイドルが小説書けるってすごい」など、称賛の声が上がっている。

「小説としてはまだまだ未熟ですが、アイドルが執筆したということで話題になっていますね。乃木坂ファンからは絶賛されていますが、正直、文芸好きからすればかなり物足りないとは思います。もっとも、業界としては話題になって売り上げが上がることが重要ですから、マーケティング的には大成功と言っていいでしょう。出版業界では“二匹目のドジョウ”狙いは常です。高山の成功をきっかけに、他のアイドルグループからも小説家デビューを画策する話が出てきてもおかしくありませんよ」(出版業界関係者)

高山の小説はゴーストライターなのか!?

80年代のアイドル全盛期には、タレント本がブームになったことがあった。しかし、そのほとんどはアイドル本人が執筆することはなく、ライターが口述を元に書き上げたものだったという。果たして高山の小説も同様なのだろうか。

「読者は決して芸術的な文章を求めているわけではありません。ストーリーが面白ければ文章が少々ヘタでも関係ないのは、昨今の携帯小説のヒットをみれば分かるでしょう。もっとも最低限、人に読ませるテイをなしていなければ小説とは言えませんので、編集者がそれなりに手を入れているでしょうね。高山の小説も稚拙ながら丁寧に言葉を選んでいる様子が見て取れます。そのあたりの初々しさもヒットの要因になっているんじゃないでしょうか」(文芸誌編集者)

今やアイドルも、モデル、バラエティー、歌手、俳優と、どんどんマルチ化している。ゆくゆくは直木賞や芥川賞を受賞するアイドルが現れるかもしれない。

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