「高視聴率」だけどクソドラマ?『3年A組』の評価が異様に低い理由

まいじつ

「高視聴率」だけどクソドラマ?『3年A組』の評価が異様に低い理由

 今クールの各ドラマは視聴率的に苦戦を強いられ、軒並み低調だ。そんな中、日曜日の22時、菅田将暉主演の『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)は、比較的高い視聴率を維持しているにもかかわらず、内容に関しては批判が多いという。ネット上では《なぜこんなクソドラマが数字良いの?》と疑問の声も…。

「3年A組」の視聴率は初回10.2%、第2話10.6%、第3話11.0%、第4話9.3%、第5話10.4%、第6話11.7%と推移。最新の第7話では11.9%と過去最高を更新している。だがその内容は、あまりにもお粗末だという。

「菅田演じる教師・柊は当初、生徒を人質にとった状況で明るく授業をする狂ったキャラでした。生徒を挑発して手を出させ、得意の格闘技で打ちのめすなどやりたい放題。しかし、実際は生徒を思いやる優しい教師だと発覚したため、当初のキャラ設定とは完全に矛盾。インパクトのためだけに設定が破綻している“良い例”ですね。そもそも柊が時折、不自然なほど明るくなる意味が全く分かりません」(テレビ誌記者)

お粗末な脚本なのに絶好調

「3年A組」では、あえてエンディングを明るくするなど、コメディーとシリアスを混ぜて温度差を表現しているが、これが「うすら寒い」「演出が『俺、天才でしょ?』って酔ってる感じでキモイ」と指摘されている。

「また、毎話恒例の柊先生による説教もヒドイ。生徒の本質を見抜き、更生を訴えかけている柊ですが、その説教法は大声で喚き、暴力で脅すだけ。これでは恐怖で縛りつけているようにしか見えません。かといって諭す口調で言ったとしても、説教の台詞があまりにもチンケなため、インパクトのあるシーンにはならないでしょう。これだけ説教が多いドラマなのに、 “名言”が全く出ないことに、脚本センスの限界を感じます」(同・記者)

ネット上でも「脚本は高校生が書いてるの?」「語彙力のなさがしんどい」など呆れ声も上がっている。

では一体、なぜここまでドラマの数字は好調なのだろうか。

「現代のドラマは、1話完結型でなければ数字が取りにくいのですが、エピソード毎のつながりが薄い分、途中で視聴者が離れることも。しかし『3年A組』は、1話完結型でありながら、エピソード毎のつながりが強いストーリー性も持ち合わせています。ここがうまく数字につながっているのではないでしょうか。インパクトのある設定で初回視聴率をある程度獲得できたので、あとは逃げ切れば成功かと」(テレビ局関係者)

“チンケ”だの“センスがない”だのと言いながらもズルズル引き込まれる「3年A組」の視聴者は、制作サイドの術中にハマっているのかもしれない。

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