２月１日、エステ店の女性へ乱暴を働いた疑いで逮捕され、２月２１日に起訴された俳優の新井浩文（４０）について、新井の担当弁護士が２月２５日付で東京地裁に保釈を申請したことが分かった。

　本来、保釈申請を出した場合、翌日には保釈となるが、申請した時間の関係で、新井が保釈されるのは２月２７日となる予定だという。

「新井は５日付で所属事務所との契約が解除されています。今年公開が予定されていた草なぎ剛（４４）主演の映画『台風家族』は公開延期に、林遣都（２８）と新井のＷ出演映画『善悪の屑』は公開の中止を発表しました。また、昨年新井が出演したドラマ『今日から俺は!!』（日本テレビ系）は、ＤＶＤやネット配信の映像について、彼の出演シーンを俳優のやべきょうすけ（４５）に差し替えて再撮影するようです。新井にはこれらの映画やドラマに対する違約金が請求されることになります。５億円にも上ると言われている違約金を、事務所から契約を解除された新井がどのように返済していくのか気になるところです」（芸能記者）

　事件の当事者である新井だけでなく、新井の盟友として知られる俳優のムロツヨシ（４３）の動向にも注目が集まっている。

　ムロといえば、新井が逮捕された当日に自身のツイッターを更新。「このときに、つぶやかないような関係ではないんです」「目を見て、悪いことをした、と言ったら、思いっきり、叱ります、嫌というほど、叱ります」「こっから、また、応援しよう」と新井のことを心配するような投稿をしたところ、アカウントに「犯罪者を擁護するのか!?」「被害者の気持ちも考えて！」といった批判のコメントが殺到し、大炎上する騒動となった。

「こっから、また、応援しよう」というつぶやきについては、ムロはアジアカップの決勝戦を見ての日本代表への思いだったと説明し、「誤解を招くような呟きを反省して、謝罪させてください、申し訳ありませんでした」と謝罪するまでに至った。

「ムロと新井は過去に映画『銀魂』などの作品で共演していますし、２人きりで京都旅行に行くほど親密な関係です。だからこそ新井の逮捕の際にはツイッターでつぶやかずにはいられなかったんでしょう。ツイッターで“嫌というほど、叱ります”とつぶやくほどですから、保釈後、ムロが新井とコンタクトをとるのではないかと、各マスコミがムロの動向を注視しています。特に『女性セブン』（小学館）は新井の逮捕後、２度もムロに関する記事を掲載しています。２月２１日発売の『女性セブン』では、ムロが自宅近くの焼肉屋で後輩の俳優と、くだんのツイッター炎上騒動について話し込む姿を捉えていますが、これはよほどムロを張り込んでないと出せない記事。マークしているのでは」（前出の芸能記者）

■ムロの新井への接近は他俳優へのリスクも？

　昨年の秋ドラマ『大恋愛～僕を忘れる君と』（ＴＢＳ系）での好演やバラエティ番組での対応力も評価が高いムロツヨシ。２月１５日に発表された、明治安田生命が新社会人を相手に調査を行った「理想の上司ランキング」では、昨年の圏外から一気に２位にランクインするなど好感度も高い。

　また、ムロは芸能界での交友関係も広く、綾野剛（３７）、小栗旬（３６）、瑛太（３６）、山田孝之（３５）といった人気俳優や、戸田恵梨香（３０）、石田ゆり子（４９）、新垣結衣（３０）、吉田羊（年齢非公表）といった、今をときめく女優らが参加する飲み会『ムロ会』を定期的に開催するほどだ。

「保釈後の新井と絡むのはムロにとってリスクでしかないように思われます。ＣＭもパナソニックなど大企業のものに複数出演していますが、保釈後、新井とのやりとりが公になると、広告主としては看過できないと判断するかもしれない。最悪、降板までありうるでしょう。さらにムロの行動次第では『ムロ会』メンバーの芸能人たちにも影響が出る可能性があるため、彼には慎重な行動が迫られるでしょうね」（芸能プロダクション関係者）

　はたしてムロは保釈後の新井と接触を図るのだろうか？　今後のムロの動向に注目が集まる。