サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ヴァンケドミンゴが巻き返す」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 厩舎も兄と一緒で、藤岡健調教師は両馬を比較して「柔軟性に富んでおり、素質はサンリヴァルに見劣らない。均斉の取れた馬体だし、今後が楽しみ」と、弟の素質を高く評価する。

 だからこそ、強敵ぞろいの重賞にぶつけてくるわけで、期待しないわけにはいかない。

 前走後のリフレッシュ放牧が功を奏したのか、帰厩後はしっかり乗り込まれており、中間の稽古内容がすこぶるいい。1週前の追い切りも文句なしで、藤岡健師は「心身ともに成長している。馬体が締まって、前走より動ける状態にある」と、臨戦態勢がすっかり整っていることを強調する。

 祖母はオークス馬。よほどの道悪にならないかぎり、大きく狙ってみたい。

 一方、阪神でのチューリップ賞は、桜花賞のトライアル戦。期待を寄せたいのは、ノーブルスコアだ。

 前走のエルフィンSは、伸びきれず2番人気を裏切っての3着。が、この時は馬体に余裕があり、パドックでは落ち着きがなく、本来の姿になかった。

 この中間は馬体が締まっていい雰囲気。1週前の追い切りは実に軽快だった。ならば、チャンスがあっていい。

 全欧2歳王者ダビルシム(モルニ賞などGI2勝)が近親にいる良血。クラシックを狙える逸材だ。

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