『3年A組』森七菜が示す、視聴率“好調の法則”とは?

日刊大衆

※画像は日本テレビ『3年A組』番組公式ホームページより
※画像は日本テレビ『3年A組』番組公式ホームページより

 ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』が、2月24日の放送で平均視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を達成。人気俳優、菅田将暉(26)の主演作とはいえ、日曜の夜10時台のドラマとは思えない高い注目度を誇っている。いったいどんな要因があるのか、放送内容を振り返り、ヒットの真相に迫りたい。

 景山澪奈(上白石萌歌/19)が自殺した理由を探るべく、生徒たちを監禁し続ける柊一颯(菅田将暉)。自分に協力していることを伏せるという条件で、一颯は没収していた携帯電話を生徒たちに返す。そんな中、刑事の郡司(椎名桔平/54)は一颯の元恋人である文香(土村芳/28)に接触し、教師の武智(田辺誠一/49)とつながりがあったという事実を聞き出す。そこにはなんと、政治家がからむ大きな闇が広がっていた。しかしその後、堀部瑠奈(森七菜/17)が動画の秘密を暴き、景山が自殺した日に一緒にいたのは武智ではなく、一颯だったことが判明する……。

 この放送回、なんと最後には特撮ヒーローが登場し、かなり話題になった。学園ミステリーに特撮モノとはどぎもを抜く展開だが、SNS上にはこのラストシーンで現在放送中のドラマ『トクサツガガガ』(NHK)を思い出したのか、「トクサツガガガとコラボ?」という驚きの声が多数あった。

 しかしこの回で注目されたのは、特撮ヒーローだけじゃない。動画の秘密を暴くキーパーソンとなった堀部瑠奈を演じる森七菜も、大いに話題になったのだ。SNS上では「めっちゃかわいい」「私が推してる子」など、そのルックスを褒めるコメントが多い一方、「芝居がナチュラルで、でも的確」「森七菜さん、すんごい芝居する」と、知的なパソコン少女を演じきった演技力も絶賛されていた。ここにきて森が演じる堀部瑠奈が注目されることとなり、この『3年A組』が現代のメインストリームのドラマだということを、再認識させられた。

 というのは前述の『トクサツガガガ』は、オタク女子が主人公という異例の設定ながら大人気で、特撮オタクを演じる小芝風花(21)の株も急上昇。今回、話題になった森七菜が演じる堀部瑠奈も、特撮好きのうえパソコンを使いこなすオタクっぽい女子だ。

■山田孝之『電車男』の頃とは時代が変わった

 また本作のヒロインである茅野さくら(永野芽郁/19)もプロレスオタクというキャラ設定で、ときおり細かなプロレスネタを披露している。趣味嗜好が多様化し、以前よりネガティブなものでなくなったのか、“オタク”は視聴者の共感を得るツールとしてドラマのキーワードとなっているのだ。

 週刊少年ジャンプ(集英社)のファンたちを描いたドラマ『オー・マイ・ジャンプ』(テレビ東京系)や、dTVのオリジナル作品として配信されたアイドルオタクドラマ『婚外恋愛に似たもの』など、オタクを軸に据えた作品は増える一方だ。オタクは山田孝之(35)主演で話題となった2005年の映画『電車男』のように奇異な存在として描かれた時代は終わり、身近な存在として、今や視聴者とドラマ世界の距離を近づける役割を持っているのかもしれない。

『3年A組』は設定やキャラレベルでそんな時流に見事に乗っかり、多くのファンの共感を得ている。なるほど、視聴率が取れるのも納得だ。最終回までわずかだが、最後までこの高視聴率ドラマを見守ろうと思う。(ドラマライター・半澤則吉)

※画像は日本テレビ『3年A組』番組公式ホームページより

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