我が子を「自分の意見を言える子」にするために大切なこと

アサジョ

我が子を「自分の意見を言える子」にするために大切なこと

「どうでもいい」「言われた通りにやるよ」と受け身になってしまうのではなく、「こうしたらもっとよくなるのでは?」「私はこう思います!」と、我が子には積極的に自分の考えを発信できるようになって欲しい。そう考える親御さんも多いと思います。そのためには、ご家庭で意見や感想を言ったり、相手を納得させたりする場を、たっぷりつくってあげることが大切です。

 まずは、“自分の話を受け入れてもらえるという安心感”を持たせることが一番。話すことも、場数を踏まなければ上達しません。だからこそ、「どんなことでも聞くよ」という気持ちで、子どもが自由に話せるようにサポートすることが重要です。どんな小さなことでも、「それで、その後どうなったの?」「えーっ、すごい!」「そんなこと、思いついちゃったの~?」と、大きくリアクションしながら話を聞いてあげましょう。話す喜びを知っている子は、自ら話すようになり、経験を積んでよりよい伝え方を考えることができるようになっていきます。

 そして、話す場を設けるためには、読書をしたり映画を観たりしたら、感想を言い合うことがオススメ。面白かった気持ちを相手にどう伝えるか、どんな表情でどんな言葉を選んで伝えればこの感動が伝わるのか、子どもにたっぷり考えさせてあげてください。もちろん、「言ってみなさい」ではなく、「聞きたいな!」と前向きに聞いてあげましょう。

 また、買って欲しいものがある、行きたい場所があるという場合は、子どもが家族にプレゼンテーションし、可決したら通るシステムにするのもよいでしょう。プレゼンをすることで、どんなメリットがあるのか、自分はどう向き合えばいいのか、その先にどんな力がつくのか、親が「それなら、やらせてあげたい!」と思えるように考え、論理的に話す経験を積むことができます。それは、社会に出てから求められるプレゼン力を鍛えることにも繋がります。子どもが自分の希望を実現させるために、“本気になれる”ところも大きなメリットといえるでしょう。

 このように、少しの工夫で話す力は伸ばせます。ぜひ、子どもが「話してみたい!」と思える方法で、スピーチの場を設けてあげてください。そうすれば、きっと自分の意見が言える子に育っていくはずです。

(Nao Kiyota)

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