菅田将暉『3年A組』は、次作への“壮大な実験”だった (1/2ページ)

日刊大衆

※画像は日本テレビ『3年A組』番組公式ホームページより
※画像は日本テレビ『3年A組』番組公式ホームページより

 5週連続で視聴率が上昇、4週連続で最高視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区/以下同)。この字面を見ただけでも日曜ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』がいかにスゴいドラマか、お分かりいただけるだろう。主人公の柊一颯を演じた菅田将暉(26)はじめ、ヒロインの永野芽郁(19)など注目の若手実力派キャストがそろった本作も、いよいよ3月10日で最終回を迎えるが、その前に3月3日放送の第9話を振り返っておこう。

 第9話は事件から3年後のシーンから始まった。久しぶりに集った3年A組の面々。再会を喜ぶうちに、景山澪奈(上白石萌歌/19)のドキュメンタリー映像を見ることに。その後、舞台は3年前に戻る。景山を殺害した犯人が一颯だったという情報がネットを駆けめぐるが、それはすべて一颯の計画だった。一颯は景山の自殺の真相を語りはじめて……という展開だった。

 まずこの放送は3年後の同窓会(のような集まり)からスタートし、視聴者のどぎもを抜いた。その前週には突如、特撮ヒーロー、ガルムフェニックスが登場し、刑事の郡司(椎名桔平/54)と格闘を繰り広げた。学園モノということもあり、登場人物は回を増すごとにそれぞれがキャラ立ちしてくるという構造で、そのためこのドラマはだんだんとストーリーが複雑になっていった。奇抜な展開に複雑なストーリー、『3年A組』は地上波のドラマで、なぜここまでの冒険をしたのだろうか?

 筆者はこのドラマが「打ち切りなし」を前提に作られた(と思える)ところに注目したい。

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