失敗しない医師が増える?!治療室のカオスを解決する最新機器が誕生! (2/2ページ)

ウーマンアプス


多くのカテーテル治療の実績を持つ小倉記念病院・循環器科部長の白井伸一先生によれば、「カテーテル治療には3次元での構造把握が必要であり、術者には技術だけではなく画像からの情報を元に立体的な再構築を行う技量も必要とされる」とのこと。

治療室内はレントゲン機器、エコー機器、モニター、デスク、治療台など多くのものがあり、治療の進み具合でそのレイアウトを変更、術者もスタッフも移動する必要があります。また人が入り込めないスペースができたり、治療にあたる医師の動きが制限されたり、挿管しているチューブやケーブルが外れる危険性があったりと、結構なカオス状態のようです。

レントゲンとエコーのデータが一元的に!

そんな手術・治療室のパフォーマンスを向上させるために登場したのが、PHILIPSが発表した、8つの可動軸で270度動かせるアームを搭載した新血管撮影装置(レントゲン)「Azurion 7 C20 with FlexArm」です。

これらにより、術者も患者も動くことなく治療を進行でき、リアルタイムにあらゆる方向のデータを表示できるようになり、効率も安全性もアップしました。
また、画期的なのは、これまで別モニターで表示され、瞬時の判断がなかなかに難しかったレントゲンとエコーのデータが一元的に見られるところです。
前述の白井先生も、リアルタイムに鮮明な画像でデータを確認することはカテーテル治療において不可欠であり、その一元的融合は治療を確実なものにしていると言っています。
操作性においても、タッチスクリーン上で3Dデータの縮小、拡大、回転などが行え、ベテランでなくても操作しやすい、“直感型”になっています。

治療に不可欠な情報を得る技術が向上したなら、あとは医師の技量のみ!
“失敗しない”先生が増えていくはずですよね。
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