長嶋茂雄vs野村克也vs張本勲、プロ野球レジェンド「血と涙の恩讐60年」 (6/6ページ)

日刊大衆

ミスターは、ノムさんの皮肉を意に介していないように見えましたが、近しい人には“ノムさんに負けるのは悔しい”と、こぼしていたといいます」(前出の球界OB)

 執拗に長嶋監督を挑発し続けた野村氏の真意は、〈長嶋はヒーローである。ならば私がヒール、すなわち悪役を演じれば、メディアがおもしろがって取り上げてくれるだろう〉だった。長嶋氏に憧れ、嫉妬し、反骨心を抱き続けた野村氏。しかし、その根底には尊敬の念があふれていた。「これはハリさんも同じ。ハリさんは『ON論』という本を書いているくらい、ミスターや王さんの信奉者。ハリさんはミスターの前では直立不動ですしね。ノムさんにしても、ミスターのことを認めているからこそ、あれだけ皮肉を言ったんですよ」(前同)

 野村氏は、こう記した。〈「これぞプロフェッショナルだ」と私が認めるのは長嶋茂雄である〉

 3月29日、2019年シーズンが開幕する。

「長嶋茂雄vs野村克也vs張本勲、プロ野球レジェンド「血と涙の恩讐60年」」のページです。デイリーニュースオンラインは、野村克也王貞治張本勲喧嘩長嶋茂雄エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧