保護施設の犬、配達員にロックオン。車に飛び込み飼い犬となる(アメリカ) (2/4ページ)
アーニーは散歩中、ジェイソンさんは休憩中。初対面だというのにアーニーはまるで長いこと会っていなかった親友に会うかのように懐こい様子でジェイソンさんに向かっていったという。
「アーニーは大興奮で丘を走ってこっちへ向かってきました。なので“よかったら車の中においで!”と人語で声をかけたんです。」とジェイソンさんは初めてアーニーと会った日のことを語る。
こうして1匹と1人は見知らぬ仲ではなくなった。
「アーニーは車に飛び乗って、しばらくそばにいてくれました。私のすぐ横にやってきて顔をぺろぺろと舐め始めたんです。」とジェイソンさん。
その後散歩を再開しようとしても、アーニーはなかなかトラックから離れたがらなかったという。
・アーニーのことが忘れられなくなったジェイソンさん
それから1週間が経った。ジェイソンさんはどうしても、アーニーとの出会いが頭から離れない。そしておよそ1か月がたち、時々ジェイソンさんとアーニーは同じ道で遭遇することがあった。
ジェイソンさんはSNSでアーニーのことを調べてみた。アーニーが保護施設にいて、今だ家族を待っている身であること、施設の中で最も長いこと身寄りがないまま過ごしていることなどを知る。
「アーニーがいつまでも1匹ぽっちでいることがとても悲しく思えたんです。」とジェイソンさんは語る。
ジェイソンさんは家族と、アーニーを引き取ることについて話し合った。