天才テリー伊藤対談「古坂大魔王」(2)ピコ太郎にかけた初期投資は10万!? (2/2ページ)

アサ芸プラス

ビデオは20曲撮って4万円、その他もろもろ、合計10万円ぐらいでピコ太郎の服装はできたんです。

テリー ビデオまで自前で用意したんだね。周りの反応はどうだったの。

古坂 テレビ局や(所属事務所の)エイベックスも含めてたくさんのレコード会社にプレゼンしたんですよ。でも「曲は全部1分で終わります。アルバムに60曲も入っているなんて、おもしろくないですか」なんていきなり言われても、そりゃ通らないですよね。

テリー 俺も「帰れ」って言うと思うよ(笑)。よくあきらめなかったね。

古坂 なぜか僕の頭の中には、「ピコ太郎は2016年にブレイクさせなくちゃ」という意識がずっとあったんですよ。自分がもともとリズムネタ好きというのもあるんですが、藤崎マーケットの「ラララライ体操」、8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」といったリズムネタのヒットが脈々とつながっていましたし、それがこの年にまたポンとハジけそうな予感がしたんですね。

テリー うーん、野生の勘みたいなものなんだ。

古坂 実は、その前にピコ太郎が出ている動画が何本かアップされていたんですが、「R-1ぐらんぷり」にピコ太郎を出すことを決めたタイミングで動画を全部消して、新たにビデオを作ったんです。

テリー それはすごい戦略だ。つまり、リセットして再デビューさせたわけだ。

古坂 そうです。テレビの仕事が全然なかった時もインターネットの生放送の仕事はほぼ毎日あったので、そこから出て行こう、と。当時インターネットでのネタ出しなんて、ハッキリ言えば新人か完全に落ち目の人がやる仕事でした。だけど「ここでトップになってやろうよ」と、当時マネージャーと語り合っていたんですね。

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