モンキー・パンチさん逝去。担当編集者が明かす、皆を引き込む「漫画への情熱」 (2/2ページ)

日刊大衆

大変な作業ですけどね。その過程で自然と漫画家の個性っていうのが出てくるんだと思いますね。

 モンキー・パンチさんの担当編集だった双葉社の遠藤隆一氏はこう振り返る。

「モンキー・パンチ先生は、ずっと変わらない漫画への情熱を持ち続けていました。漫画について語るときの先生は、常に熱く、そして楽しげで、聞いている私たちまでその熱さに引き込まれてしまったものです。また先生は、双葉社と漫画アクションをずっと大好きでいてくれて、漫画アクションの過去、現在、そして未来まで気にかけてくれていました。若造だった私にも、他のどんな人たちにも、優しく接してくれたことは、決して忘れられません」

 モンキー・パンチさんがデビュー当時、がむしゃらに漫画と向き合った日々と、漫画アクション創刊時のさまざまなドラマは、漫画アクションで連載中の『ルーザーズ』に事細かく描かれている。 

 単行本『ルーザーズ』第1巻の特別対談の中で、

<あのときに「漫画アクション」が創刊されて、僕としては幸運でしたね。あれがなかったら『ルパン三世』は生まれてなかったですから>

 と語ってくれたモンキー・パンチさん。

 心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

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