いつか彼女が振り向く日まで。江ノ島・鎌倉に伝わる弁天様と五頭龍の恋物語 (1/4ページ)

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いつか彼女が振り向く日まで。江ノ島・鎌倉に伝わる弁天様と五頭龍の恋物語

誰が呼んだか「日本三大弁財天」の一社・江島(えのしま)神社の弁天様は、昔から知られる学問・芸能のご利益に加え、縁結びの神様としても知られています。

江島神社

(※よく「女神が祀られている神社に恋人同士で参拝すると、嫉妬して破局させられる」と言われていましたが、別にそんな事はないようです)

ところでここの弁天様は他人の縁結びだけでなく、ご自身もなかなかモテたそうですが、今回は彼女にまつわる恋物語を一つ紹介したいと思います。

深沢の五頭龍と、江ノ島の弁天様

今は昔、鎌倉の中央部には周囲四十余里とも言われる大きな湖が広がっていたため深沢(ふかさわ)と呼ばれ、そこには龍王(五頭龍)が棲んでいたそうです。

深沢の五頭龍(イメージ)

龍王は身体が一つなのに頭は五つ、ごつい鼻にヒゲもじゃの顎、目玉をギョロギョロさせて、いつも暗雲を身にまとう恐ろしい姿。身をよじるたびに毒を周囲にまき散らしたそうです。

そして見かけ通りの暴れん坊で、景行天皇の御代(在位:西暦71~130年?)にはことさら大暴れするなど、人々はいつも困っていました。

あまりに身体が大きいので湖に収まりきらず、龍王が寝そべるとその口が海岸まで届く始末。

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