人間の脳をクラウドに接続する日は限りなく近づいている(米研究) (1/3ページ)

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人間の脳をクラウドに接続する日は限りなく近づいている(米研究)
人間の脳をクラウドに接続する日は限りなく近づいている(米研究)

cosmin4000/iStock

今、私たちは人体とハイテクを融合する瞬間の瀬戸際にいる。思考と知識をリアルタイムでクラウドに直結する――。

 専門家によれば、そんなターニングポイントがもう数十年もすればやってくるのだそうだ。
・ナノロボット工学とヒト脳-クラウド・インターフェース

 ロバート・フレータス・ジュニア氏(米分子製造研究所)らによる新しい研究論文では、「ヒト脳-クラウド・インターフェース」について考察し、それを実現するための基礎技術や障害について論じている。

 核となる技術は、ナノロボット工学の分野で登場する可能性が高いという。
 
 ナノロボットとは、髪の毛の太さよりも小さな超小型マシンで、将来的にあらゆる領域で人や地球のために利用されるようになると期待されている。

 だが、それはヒト脳-クラウド・インターフェースの実現にも重要なものを提供する――ニューラルナノロボット工学だ。

 フレータス氏はこれについて次のように説明する。

こうしたデバイスは人体の血管の中を移動し、血液脳関門(不要な物質が脳に侵入することを防ぐ機構)をくぐりつつ、その中やときには脳細胞の中で所定の位置につきます。それから、クラウド上にあるスーパーコンピューターネットワークとコード化された情報を無線で送受信し、リアルタイムで脳の状態やデータをやりとりするのです。
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