グロ画像注意! 約4万年前の「古代仔ウマ」完全体冷凍標本を‟世界初公開”

日刊大衆

「マンモス展」で世界初公開される42,000年前の「古代仔ウマ」の完全体冷凍標本
「マンモス展」で世界初公開される42,000年前の「古代仔ウマ」の完全体冷凍標本

 企画展「マンモス展」が2019年6月7日~11月4日までの期間、日本科学未来館にて開催される。

 本企画展では、05年に「愛・地球博」で初公開され大きな話題となった『ユカギルマンモス』の冷凍標本をはじめ、近年、ロシアで発掘された世界初公開を含むマンモスや古代の動物たちの冷凍標本が世界最大規模で展示される。

 また、このたびロシア連邦サハ共和国にあるロシア北東連邦大学北方応用生態研究所から、驚くべきニュースが飛び込んできた。

 昨年8月、本企画展とロシア北東連邦大学北方応用生態研究所が合同で編成した調査隊が、サハ共和国ベルホヤンスク地区バタガイカ・クレーターの永久凍土より冷凍状態で発見された「仔ウマ」の現地調査を行った。その後の調査・解剖の結果、この「仔ウマ」は約42,000年前の個体であり、世界唯一の古代ウマの「完全な遺体」であることが判明したという。

 さらに、ロシア北東連邦大学北方応用生態研究所での解剖の結果、古生物学史上初となる「液体の血液と尿」の採取にも成功した。

 ロシア北東連邦大学北方応用生態研究所マンモスミュージアムのグレゴリエフ館長(生物学準博士)によると「解剖すると、内臓が全て良い状態で残っていました。心臓の血管から液体の血液のサンプルを採取しました。42,000年もの間、凍結した状態だったことと、埋まっていた環境が特に好条件だったおかげで、このような状態が保たれていました。筋肉組織は生きていた時の元々の赤味を帯びた色でした。これまで世界で発見されてきた氷河期の動物の中でも、最高の保存状態であると言えます」とコメント。

 さらに、グリゴリエフ館長は「古生物学の標本がこのような状態で見つかることは非常に稀です。発見されても、どこか欠けているか、ほんの一部か、あるいは体が大きく変形しているか、ミイラ化がかなり進んでいるか、そういったものがほとんどです。この仔ウマの毛は栗色で、尻尾とたてがみは黒です。毛は頭と足、そして胴体の一部に残っていました。これも、小さな学術的発見の一つです。これまでに見つかってきたウマはどれも毛が残っていませんでした」とこの個体がかなり貴重なものであることを力説している。

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