プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ボボ・ブラジル」幻のNWA王者だった“黒い魔神”秘話 (3/3ページ)
’57年の初来日からココバットで力道山を苦しめると、馬場や大木金太郎という時々のエースを破り、至宝であるインターナショナル王座を奪取している。
馬場はブラジルへのリベンジのため、32文ロケット砲の3連発という、自身のキャリアの中でも異例の大技を繰り出している。そのことからもブラジルの実力や存在感が、いかに突出していたかがうかがえよう。
ボボ・ブラジル
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PROFILE●1924年7月10日〜1998年1月20日、アメリカ合衆国ミシガン州出身。
身長195㎝、体重127㎏。得意技/ココバット、ドロップキック。
文・脇本深八(元スポーツ紙記者)