息子がサッカークラブで補欠、父親がクラブを訴え それなのにイギリスに「モンペ」が少ないのはなぜ? (1/2ページ)

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息子がサッカークラブで補欠、父親がクラブを訴え それなのにイギリスに「モンペ」が少ないのはなぜ?

 日本でもここ数年でモンスターペアレントの存在が目立つようになってきた。海外にも同様にモンスターペアレントがいるようだ。

 海外ニュースサイト『METRO』は4月18日、イギリス・バークシャー州に住む父親が、10歳の息子がサッカーの試合に出られなかったことに腹を立て、サッカークラブを訴えたと報じた。同記事によると、息子は地元のサッカークラブに所属していたが、2018年に行われた練習試合で補欠となったそうだ。父親は息子が補欠にさせられたことに「精神的屈辱を受けた」としてクラブ側に対して訴えを起こし、3000ポンド(約44万円)の支払いを求めた。裁判所は訴えを認め、裁判所はクラブ側に3000ポンド全額の支払いを命じたという。クラブ側は「息子さんを補欠にしたのは戦術の一つ。監督は公平にチャンスを与えている」と主張し、裁判所に異議を申し立てる予定だそうだ。

 このニュースが世界に拡散されると、ネット上では「親がこんなことでいちいち訴えを起こしていたら、子供はサッカーを楽しむことが永遠にできない」「裁判所の判断もおかしい」「親ならスポーツの世界を含め、人生には受け入れがたいことがあることも教えるべき」という声が挙がっていた。

 イギリスはモンスターペアレントが最も早く現れた国だと指摘する専門家もいる。具体的にはどのようなモンスターペアレントがいるのだろうか。

 「イギリスでも日本と同じように、子供の成績が悪いことを教師のせいにしたり、学芸会などで自分の子供を主役にさせるよう主張する親もいます。しかし日本と違うところは、学校がその主張を必ずしも受け入れるわけではないところ。例えば、学校の給食費が払えない親に対しては、『これ以上支払いが滞ったらお子さんに食事を提供することはできません』と宣告し、本当に実行します。日本だと『子供に罪はない』と感情的になりやすい場面かもしれませんが、イギリスの場合、『決まりは決まり』と割り切って対応する場合が多いですね」(イギリスで教育現場に携わったことのある日本人)

 また、日本と比べればモンスターペアレントの数は少ないようだ。

 「日本だと周りの親と結託して学校などに文句を言うことが多いですが、イギリスは周りを巻き込まず、一人でも言うことを言う。

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