北斎一門による江戸時代の生業がテーマの作品集結「北斎のなりわい大図鑑」展 (2/3ページ)
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葛飾北斎
葛飾北斎「冨嶽三十六景 東海道江尻田子の浦略図」(前期)
漁師やきこりなど自然から資源を採取する生業を紹介。自然を相手とする生業は、時には厳しい環境で仕事に従事しなければならないこともありますが、北斎の描く絵からは仕事のつらさなどは感じられず、その厳しい環境を大胆な構図で描きとっています。
~3章 人を楽しませる生業~葛飾北斎「碁盤人形」(後期)
歌舞伎役者や大道芸人など江戸のエンターテイナーたちが登場します。テレビなどの娯楽がない時代、パフォーマーたちは日々の暮らしに彩りを与える大切な存在だったことでしょう。現代に伝わる芸も多く、親しみのある姿も見られるかもしれません。
~4章 ものを運ぶ生業~葛飾北斎「百人一首宇波か縁説 藤原道信朝臣」(前期)
本章では、飛脚や駕籠かきなど輸送業に携わる人々の姿を展示します。現代では、人やものを運ぶ時には主に車、船、航空機を使い、人力でものを運ぶことは少なくなってきました。