保護施設で2381日過ごした犬。ついに家族に巡り合える(アメリカ) (2/4ページ)
・年を増すごとに誰にも見向きされなくなったヒギンス
再び、施設生活に戻ったヒギンス。今度こそいい飼い主が現れてほしいとレズリーさんも願っていたが、施設に犬を求めてくる人たちはみな、ヒギンスを素通りした。
施設に来る人は、大抵、生後半年ほどの犬を求めています。ヒギンスがここに戻ってきた時は1歳でした。
誰にも求められず、2歳、3歳と年を取るうちに、施設を訪れる人たちも、「なぜ、そんなに長い間この犬は引き取り手がないのか。何か問題があるんじゃないのか」と思ってしまうようです。
ヒギンスは人懐っこいタイプではなく、あまり愛想がないので、余計にみんな素通りしてしまうのです。
と、語るレズリーさん。
しかしそれでも、「いつかヒギンスに新しい飼い主が現れる」と希望を諦めたくはなかった。何より、ヒギンスも諦めていなかったに違いない。
・施設生活2381日目。