ムード作りが悪い方向へ? 阪神・矢野監督のパフォーマンスは吉と出るか凶と出るか (2/2ページ)

リアルライブ

矢野監督の目指す明るいムード作りが、悪い方向に行ってしまっている」

 阪神OBを含む複数のプロ野球解説者がそう嘆いていた。

 一方、GW期間中に勝率を落とした原巨人に対し、こんな高評価も聞かれた。

 「原辰徳監督(60)は不振のゲレーロ、ビヤヌエバの両外国人選手を再調整で二軍に落とし、山本、増田大、重信、石川、北村らの若手を登用しました。連戦で体力のある若手をテストし、両外国人選手を『隠した』ところが、実にしたたかです」

 前出のパ・リーグ球団スコアラーの言葉だ。「隠した」なるセリフの意味だが、GW期間から、12球団は交流戦に臨むためのデータ収集を本格化させる。パ・リーグ球団からすれば、ゲレーロ、ビヤヌエバを見る機会がなかったわけだ。連戦の疲れが出始める5月中旬以降、原監督は勢いのある若手と再スタートを切る両外国人選手の調整に充てようとしている。これに対し、失策を一本の適時打で帳消し、なかったことにする矢野采配はいかがなものか、と…。

 最下位からのチーム再建を図る矢野監督は、ベンチのムードを明るくした今、次にどんな一手を打ってくるのだろうか。

(スポーツライター・飯山満)

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