公開40周年の傑作映画『地獄の黙示録』のファイナルカット版が最新技術で再編集

ミリタリーブログ

公開40周年の傑作映画『地獄の黙示録』のファイナルカット版が最新技術で再編集

戦争映画の傑作「地獄の黙示録」のファイナルカット版(原題:Apocalypse Now Final Cut)」が、公開40周年を記念した4K Ultra HD ブルーレイディスクとして8月27日にアメリカで発売される。このファイナルカット版は、最新の映像・音響技術を用いて新たに再編集されたもので、今年4月に米ニューヨークで行われたトライベッカ映画祭で初上映された。ブルーレイディスクの発売に先駆けて、アメリカの一部の映画館では8月15日から特別上映を予定している。


過去のバージョンについてフランシス・フォード・コッポラ (Francis Ford Coppola) 監督は、「オリジナル版は上映時間が短過ぎたため長くした特別版を作ったが、良い部分と悪い部分のムラがありベストのバージョンとは言えなかった。」と述べ、ファイナルカット版の製作に向けて監督自身がオリジナル版の編集における問題点を分析し、再び編集作業を行ったとのこと。オリジナルネガフィルムからデジタルデータへの変換作業時には、フィルム約30万コマの清掃と修復のため2,700時間以上を費やしている。また、音響面でも再編集が行われリミックス・ドルビーアトモス・サウンドトラックで収録されている。

関連動画:音響機器メーカーのMeyerSound社によるファイナルカット版予告編


ブルーレイディスクには、ファイナルカット版(183分)に加えて、1979年公開のオリジナル版(153分)、2001年公開の特別完全版(202分)が、いずれも4K画質(Dolby Vision)で収録される予定。また特典映像には、様々なバージョンの予告編や初公開のメイキングシーン、トライベッカ映画祭でのインタビューの他に、1991年公開のドキュメンタリー映画「ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録」(原題:Hearts of Darkness: A Filmmaker's Apocalypse )なども収録され、ボリューム満点の3枚組仕様のとなっている。尚、米アマゾンでのプレオーダー価格は$34.99であるが、日本版の発売については現在発表されていない。

関連記事:
戦争映画の傑作「地獄の黙示録」のゲーム化に向けた資金調達キャンペーンが開始

Source: ‘Apocalypse Now’: 5 Things You Need to Know About Coppola’s New ‘Final Cut’ - Indie Wire, Apocalypse Now 40th Anniversary 4K Blu-ray - Blu-ray.com

Text: 弓削島一樹 - FM201905
「公開40周年の傑作映画『地獄の黙示録』のファイナルカット版が最新技術で再編集」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る