230年前の岩に刻まれた暗号文を解け!解読者には懸賞金(フランス)

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230年前の岩に刻まれた暗号文を解け!解読者には懸賞金(フランス)
230年前の岩に刻まれた暗号文を解け!解読者には懸賞金(フランス)


 もし、岩にしゃべることができたら、そのヒントを与えてくれるかもしれない。だが残念なことに話さざること岩のごとしだ。

 数年前、フランス・ブルターニュ地方にある小さな村の入江で数年前、謎の文字が刻まれた岩が発見された。干潮時にだけ現れるこの岩には何が書かれているのか?

 今回、この暗号解読に向けて懸賞金がかけられた。解読できたものには2000ユーロ(約25万円)が支払われるという。

French Town Offers Big Reward for Anyone Who Can Translate What This Rock Says

・フランスのアルファベットであるようだが・・・

 フランス、ブルターニュ地方のプルガステルダウラ村が、この岩に刻まれた謎めいたメッセージを解読できた人に2000ユーロ(およそ25万円)を出すと公表した。

 問題の岩は、プルガステルダウラのはずれにあるが、いつもは大西洋の海中に沈んでいて、干潮時だけその姿を見せるらしい。

 この岩が初めて発見されたのは、3、4年前のことだが、そこに刻まれた不可解な文字は学者たちの頭を悩ませてきた。

 平均的な大人とほぼ同じくらいの大きさのこの岩には、片面に大文字でびっしりと文字が書かれている。フランスのアルファベットだが、その組み合わせはさっぱり意味がわからない。

 「バスク語だという者もいれば、古いブリュターニュ語だという人もいます」村長のドミニク・カップは言う。

 岩に刻まれた、1786と1787という年代らしき数字が、ヒントになりそうだ。この近くのブレストという町を守るために砲台を建設した年と一致しているのだ。さらに岩には、帆船の絵も描かれているという。

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 この岩は、世界的に有名なロゼッタストーンによくたとえられる。

 ロゼッタストーンは、1799年にエジプトで発見された、象形文字、民衆文字、古代ギリシャ文字で記された布告。フランス人学者のジャン=フランソワ・シャンポリオンが23年かけて解読した。

 シャンポリオンは1832年パリで亡くなっているため、残念ながらプルガステルダウラの岩の解読を彼に頼むことはできない。


・応募期限は2019年11月30日
 
 このフランスの謎めいた岩の由来がなんとか新たにわかれば、他にもあまたある暗号解読の助けになるかもしれない。

 2019年11月30日期限で、一般から解読結果を募集し、どの翻訳がもっとも可能性がありそうか審査し、賞金を出すそうだ。

 ヨーロッパでは、ハンガーストーン(飢餓石)と呼ばれる石がいくつか発見されている。これらの石は水位が下がると出現し、干ばつの被害の状態や警告などが刻まれていたのだが、フランスのこの石もそのたぐいのものだろうか?

・不吉なメッセージが刻まれたハンガーストーン(飢餓石)が再び現れる(チェコ) : カラパイア

 だが意味不明の暗号で刻まれているのはなぜなんだろう?なんと刻まれているか解読が待ち遠しい。AIさんとかならわかりそうかな?

References:dailymail/ written by konohazuku / edited by parumo
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