夢に見たことが、目が覚めている時に脳内で再現される現象「デジャレヴ」とは?その謎を探る(フランス研究) (2/4ページ)

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 今回、フランスのトゥールーズとナンシーにある大学およびフランス国立科学研究センターの研究者らが、過去60年の研究成果をもとに、複数の被験者に実験を行いデジャレヴュ現象をより明らかにすることができた。

 デジャヴュとデジャレヴュは経験的現象という意味では同じだが、その現象は実は複数のカテゴリーに分かれており、デジャヴュとデジャレヴュは根本的には異なるものだと研究者らは考えている。

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Stefan Keller / Pixabay

・被験者らに現れた夢の追体験

 このデジャレヴュは、部分発作のてんかんに罹患している人が発作を起こしている間に、しばしば引き起こされるということが、過去に判明していた。

 そこで今回、研究者らは部分的てんかん発作を患う被験者を使って、彼らの脳内にデジャレヴュを誘導することを試みた。

  被験者らにインフォームド・コンセントに署名してもらい、目を覚ましている間に、長期記憶や夢を見る役割を担う側頭葉をはじめとする脳の様々な部分に電気的脳刺激を与える実験をしたところ、夢で見たとされる体験を追体験することが可能となり、あらゆる異常反応が記録されたという。
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