自己表現のしんどさや恥ずかしさの先にあるもの #大学1年生の転び方 (2/5ページ)
来年復学したときには課題に向かえる自分になるために、人に読まれる怖さをなくし、人からの指摘を向上心や原動力にしたいです。
(女性/21歳/大学3年生)
文章を書くのって、とても難しいですよね。
わたしもこうやって連載をさせてもらったり、最近では本を出させてもらったりと、長い文章を書くことは今や生活の一部となっています。
文章を書くことはとても楽しいですし、これから先も続けていきたいと思っていますが、やっぱり苦しいときもあります。
しょっちゅう行き詰まっては「難しいよーーーー!!!」とキーボードをバシバシ叩き、すでに3個は破壊していますしね。
文章を書くことに限らず、曲をつくること、歌を歌うこと、絵を描くこと、写真を撮ること、短歌を詠むことなど、なにかを表現するのって、自分の表面だけでなく奥底まで向き合わなくてはなりません。
自分と向き合うのって、とてもしんどいし、面倒だし、恥ずかしい。
時間がとてもかかるうえに、どこまでも終わりがなく、向き合ったからといって正解に行き着くという保証もないんですよね。
そもそも、正解なんてものはないのかもしれないのです。
わたしの話で恐縮ですが、先日初めて本を出しました。
正確な数字はわかりませんが、おそらく6万字ほど書いたのではないでしょうか。
こんなにもたくさんの書いたのは初めてで、書いて書いて書いて……書きまくっているうちに、わたしの文章はちゃんとおもしろいのか、わたしが伝えたいことはちゃんと伝えられているのか、だんだんわからなくなってしまい、自分が書いたものを客観視できなくなってしまったのです。