あの清少納言も恋に悩んでいた!? 「遠くて近きは男女の仲」〜日本のことわざ 恋愛編 その1 (1/2ページ)

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あの清少納言も恋に悩んでいた!? 「遠くて近きは男女の仲」〜日本のことわざ 恋愛編 その1

「遠くて近きは男女の仲」

このことわざ、耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。今回はこのことわざの意味、そして意外な由来を紹介したいと思います。

このことわざ、どんな意味なの?

男女の仲というものは、なかなかはかり難いもので、一見、遠く離れているように見えても、ちょっとしたことがきっかけになってたやすく結ばれてしまうものだ、と言っていることわざです。

由来は?

実は、このことわざは、平安時代の女流作家、清少納言が彼女の著書、『枕草子』の中で書いた一文から生まれたものだったのです。

遠くて近きもの 極楽 舟の道 男女の中

清少納言は、『枕草子』の中で、「遠くて近きもの 極楽 舟の道 男女の中」と書いています。これは、まだまだ遠いものだと思っていても、人はいつ死ぬかわからないし、時間はすぐに経ってしまうものだし、男女の間柄もいつどうなるかわからないし…、とこの世の理を言い表している深い意味を持つ一文です。

ところが、この中の「遠くて近きもの 男女の中」だけが飛び出してしまったようなのですね。そしてそれが独り歩きして、やがてことわざになってしまった、ということでしょうか。

面白いことには、この一文の前に、清少納言は、こうも書いています。

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