日本ハム 吉田輝星一軍昇格で斎藤佑「現役アウト」 (1/2ページ)

週刊実話

日本ハム 吉田輝星一軍昇格で斎藤佑「現役アウト」

 昨夏の甲子園を沸かせた北海道日本ハムファイターズのドラフト1位ルーキー、吉田輝星の一軍デビューが内定した。

「何事もなければ」という条件付きだが、本拠地の札幌ドームで、セ・リーグ首位の広島が相手という、これ以上ない舞台が整えられた。

 しかし、それとは対極的に、影に覆われる選手もいる。斎藤佑樹(30)だ。吉田の一軍デビュー戦は、元甲子園スターの新旧交代劇ともなりそうだ。

 「吉田は当初、5月下旬の一軍合流が予定されていましたが、ウイルス性胃腸炎で体調を崩し、二軍での登板が一度回避されました。5月26日の二軍戦で投げ、2回無失点。大事を取り『もう一度、様子を見てから』と決まり、現在の中8日での調整を続けていくと、6月13日になるんです」(スポーツ紙記者)

「100球くらい投げてもらわないと…」と、短いイニングしかこなしていない状況に不満そうだった栗山英樹監督(58)。デビュー戦では、先発投手としての責任イニングである5回まで投げない可能性もある。

 「お披露目の目的もあるようですね。現在、吉田はツーシームの変化球を習得中。でも日ハム首脳陣が注視しているのはストレートです。昨夏の甲子園で見せた迫力満点の直球は、まだ復活しておらず、大事を取って短いイニングしか投げさせていません。栗山監督も、それを分かっていて、わざと物足りないような物言いをしたんです」(球界関係者)

 短いイニングしか投げられないということは、救援投手を先発させ、次に本来の先発投手を送り込む“オープナー”に近いものがある。その「短いイニング」が、あの斎藤の今後にも影響してきそうなのだ。

 「オープナーの継投策が昨季、メジャーリーグで流行し、日ハムも取り入れました。斎藤や加藤貴之にやらせてみましたが…」(前出・記者)

 生き残りを懸けて、斎藤が懸命に努力しているのは間違いない。「配球パターンを読まれ、打者2巡目に釣瓶打ちにされる」という弱点があったので、「打者1巡をメドに交代するオープナーなら」と期待されたが、ダメだった。

 「交流戦の期間中は日程が変則的になるので、先発投手の調整も難しくなるんです。

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