2040年、世界の肉の60%が人工肉に置き換わると予測される(米研究) (2/5ページ)

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・培養肉の製造が注目される

 既に市場には、植物性たんぱく質でできたベジミートが普及している。現在、多くの企業が植物由来の肉代替品の製造に多額の投資をして商品を製造している。

 更に近年注目されているのが、培養肉の開発だ。様々なスタートアップ企業がその開発を行っているが、まだ市販されるには至っていない。

 培養肉は、生体触媒を用いて物質の合成・分解などを行う装置「バイオリアクター」技術によって、指数関数的細胞の成長を通して作られることになるという。

 つまり培養肉とは、生きた動物から細胞を抽出し、バイオリアクター技術を用いて動物の体外でそれを増殖させることにより生成される肉なのだ。

・世界初、実験室で育った人工肉、培養ミートボールが公開される(米研究) : カラパイア

 培養肉の製造は、動物の屠殺を伴わないことが大きなポイントとなるが、肝心の味は「従来の方法で製造された肉と同一のもの」と報告されており、消費者を満足させられるほどの質を持っているようだ。
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